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ベティ&バーニー・ヒル誘拐事件(1961・米国ニューハンプシャー州):何が起きて、何が分かっているか
未解明面白さ 海外
1961年、夫妻が夜道で円盤に連れ去られ身体検査を受けたと語った事件です。「宇宙人による誘拐」の原型とされますが、細部の多くは催眠療法の中で語られたもので、心理学的な説明が有力とされます。
何が起きたとされるか
1961年9月19日の夜、ベティとバーニーのヒル夫妻は、車でニューハンプシャー州の山道を走っているとき、光る物体に追いかけられたと語りました。家に着くと、記憶にない時間の空白があったといいます。1964年に催眠療法を受けたところ、2人は「円盤の中に連れて行かれ、身体検査を受けた」と語りました。この話は本や映像で広まり、「宇宙人による誘拐(アブダクション)」の原型になりました。当時の米国では、まだ珍しい種類の話でした。
公式見解・科学的な説明
公的な調査で宇宙人の関与は確認されていません。懐疑派は、話の細部の多くが催眠の中で語られた点を問題にしています。催眠は記憶を正確に取り出す方法ではなく、思い込みや想像が混ざりやすいことが知られています。また、バーニーが宇宙人の「顔の横まで巻き込む目」を語ったのは、同じ特徴の宇宙人が出るテレビドラマ『アウター・リミッツ』の放送から12日後だったと指摘されています。
残る謎・反論
夫妻は誠実な人柄として知られ、うそをついたと考える人は多くありません。何かを見て強い恐怖を感じたこと自体は事実かもしれません。その体験がどのように「誘拐」の物語になったのかは、決着していません。催眠で語られた内容をどう評価するかは、今も専門家の間で議論があります。
面白ポイント
大きな黒い目をした「グレイ」のイメージが広まった起点の一つとされます。のちの誘拐体験の多くが、この事件と似た流れで語られるようになりました。2人の体験は1966年に本になり、広く知られるようになりました。
判定:未解明
正体を説明する決定的な証拠がまだありません。「未解明」は「宇宙人」を意味しません。データ不足のまま残っている案件が大半です。